新海誠監督の『天気の子』を観てきたこととか
こんなこと云うと、
怒られると思うんだけど、
新海誠と
細田守と
押井守の
区別がつきません。
さーせん。
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大ヒット上映中の『天気の子』を観に行きました〜。
ええと。
7/24にひとりで。
8/3にケンケンと。
8/21にひとりで。
ガッツリはまってるじゃん。
(でも、監督の区別はハッキリしません)
よく言われるけど、新海誠監督の光の表現は惚れ惚れする。30秒のCMでも、お? と思うのは新海誠作品だったりね。(ならば、区別はついてるのか…?)
小学生の頃から近視で眼鏡を使ってて、大人になったら近視とは別の理由で見えづらくなったりしてるので、繊細な違いまで見えてないのかもしれないけど、
それでも綺麗なもんはきれい。
全編とおして雨が降り続くなかの、僅かな晴れの描写が、そのつど美しかったんですよ。こんどは晴れるシーンだけに注目して観るのもいいかも。
ありきたりな感想なんですが、様々な選択肢の中から、おそらく彼らにとっての最善のルートを選んだ末のラストシーンにグッときた。ベテラン刑事が言うところの、“人生を棒に振ってしまった”高校生が、それでも誰かのために走るってシチュエーションは、四半世紀も前に青春時代をボンヤリ過ごしていた年代には眩しすぎる。若いって素晴らしいよね。っていうか、帆高!行け!
あと、RADWIMPSの曲があってこそのクライマックスで、終盤はこれでもか!と泣かせにくる。全編RADのMVじゃんていう評もあるけど、MV上等。音楽と映像の相乗効果スゲえ。
とりあえず、ハンカチかタオルは持参でお願いします。泣くと鼻水がでるので、ティッシュも持っとけ。涙ぐらいなら可愛いけど、手で鼻水を拭ってるの、暗い中でもよくわかるんだよね。ハンカチやタオルで拭うのもバッチいぞ。と、おばちゃん気になっちゃって映画に集中できないから、ご協力?お願いします。
キーパーソンなのかもしれない須賀さんは、一般ピープルだからこそちょっとだけ良い人で、いい人なんだけど、ここぞの時にはすごく利己主義的なのもリアルだった。いい歳こいた大人が、世界を変えたー、だの訳わかんないこと言ってるガキに振り回されるわけにいかないんだよ。自分の生活がイチバンだし、皆んなそうでしょ。(そうだよね)
でも、ちょいちょい(本人は意図せず)主人公を精神的にすくい上げてるし、奥さんも娘も大好きだし。いろいろ考察しがいのある人ですね。
モブまでちゃんとその人の人間関係があって、生活があって、考えがあって、好みがあってって細かく描写してて、気づくたびにニヤッとする。繊細な映像だけじゃなく、登場している端役ひとりひとりが、カメラが記録していない時も、それぞれ生きてるのねー。て描きかた、たまらん。
ヒットしてるアニメなんか観に行くの、ちょっとな。どーかな。と思ってる大人の人には、ぜひ劇場で鑑賞するのをお勧めしたいな、と思います。できればいい機材を使ってるところで。
夕方割、レイトショー、ナイトショー、夫婦50割とかいろいろあるし、遅めの回は空いてることが多いからねー。
あと、新宿とか池袋、渋谷あたりの映画館で観ると、鑑賞後にプチ聖地巡礼が楽しめるかもしれません。(聖地巡礼は、近隣の方のご迷惑とならないよう、節度を持ってお願いします。)
オススメは池袋かなー。終盤の、モゴモゴモゴ〜のあたり。 あっっ!ここさっき見た!てなるから。
8/22は、ヒロインの陽菜ちゃんの誕生日(劇中にて言及)なんですよね〜(^-^)
(画像は公式HPより借用)
その日に合わせたかのように観客動員数750万人、興行収入100億円突破の報がもたらされました。
公式が流したTweetをスクショしたので貼ってみますけど、
うん。
すごいね。
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20190825追記
表層だけの薄っぺらい感想↑とは違う映画コラムも紹介しときます。ネタバレあるのでご注意ください。
街角のクリエイティブ映画コラムより、
https://www.machikado-creative.jp/introduction/73682/