そうだ、工務店さんで建てよう(3)〜図面とご対面
自分の家を注文で建てるとは思っていなかったんで、日々あたまでっかちの道を突き進むCibiです。考えてみれば工務店さんで建て替えしようとするとたいてい注文住宅になるよね。
勝手な想像なんだけど、大手HMさんは価格帯ごとに「えらべる定食」があって、前菜とスープとメインとデザートを選んでいくイメージなんだよねぇ。
定食だと、いくら選べるといってもアラカルトより選択肢は少ないでしょ。契約するときはそれなりに考えて判子を押したはずなのに、細かい仕様を詰めていくところで希望が叶えられないことに気づいて、希望を叶えるためにどんどんオプション費用が嵩むか、予算との兼ね合いであきらめるか。その段階では契約破棄することもできなくて、悶々としながら家ができていって、もやもやを抱えながら新居に住み始める自分が容易に想像できてしまう。
初めて家を建てるCibiたちが完成形をイメージできないまま、HMの用意しているエスカレーターに乗ってしまうと思われるわけですよ。
K工務店さんと何回か面談してきて、今回の選択(工務店さんで建てよう)はものすごい間違いじゃなかったと思うんだよね。
もっと云うなら、爪がピカピカで眉をきれいに整えた営業マンが、作った表情で営業トークするのがどうしても厭でさ…。
さて、前回はあたらしいお家への希望を語って、図面の作成をお願いしたところまででした。
cibimokumoku.hatenadiary.com
面談の翌週の構造見学会が開催されたので、お邪魔した際に図面をいただき、変更したいところなどは改めてご相談させていただくことにしました。
最初の図面がこちら
これを受けて次はもう少し細かい部分を揉んでいきます。
2019年1月13日(日)於:K工務店本社事務所
前回と同じく、K社長とケンケンとCibi。
あと10年ほどすると息子らが独り立ちして夫婦2人に戻る予定ですが、その頃には自分たちもリタイア世代。そこで、「一階で生活の全てが賄えるように」という希望を伝えていました。
それを受けて一階にLDKと水回り、客間(いずれは主寝室)となる洋間(図面では和室になってる)が配置されました。
↓
よく考えたら10年後でもまだ仕事はしていると思われるし、いくらなんでも階段を上がれないほどではなかろうと思い直しました。で、
*各部屋の収納とは別に、お風呂&洗面所(洗濯機)の近くにファミリークロゼットを配置した方がいいんじゃないかということで、居室相当のスペースをクロゼットに変更してもらいます。
*北側にあった水回りを北西に配置換えし、北東にファミリークロゼットを配置します。
*リビング階段にしたいところですが、空調効率を考えて扉を付けることに。ガラス入りの扉で明かり取りもねらいます。
★さらに、階段の壁にブロックガラスを入れてもらうつもりです。
★階段下の収納は、PCコーナーに転用する予定。扉は外して棚板を机の高さに設置してもらいます。
二階は3人の子どもそれぞれに個室を作りたかったので、四室を配置してもらいましたが…、まんべんなく狭いっ!
↓
子どもたちが憧れていた個室は叶えたいけれど、全て同じ広さにしようとすると主寝室にベッド2台置けなくなる。これは大変。で、
*ベランダに面する南側の二部屋を一部屋に合体するけど少し狭く。北側も少し狭くして、西側に二室を配置。
*この二室を同じ広さにするとどっちも狭くなってしまうため、ひとつは5畳弱をキープ。もう一室は3畳強になってしまうので、こっちには小屋裏収納の一部を使ってロフトベッドを付けてもらうことにしました。
これらの変更案を、あーだこーだお話ししながら社長がフリーで図面におこしてくれました。ちなみにK社長は一級建築士でインテリアコーディネーター資格も持ってらっしゃいます。
なんにせよ、目の前で図面が描かれていくのってワクワクするね。
そして、間取り以外の細々した仕様の仮決めに進みます。ここで、温めていた要望も出せるだけ出しました。あとから出し忘れがポロポロあったんですけどね…。
居室の床は檜節アリ、水回りは青森ヒバ、壁は漆喰珪藻土。
収納と小屋裏の床は杉節アリ、壁は紙クロス。
キッチンのコンロ周りはスライスレンガを張ってもらいます。
あとなるべく雨戸を付けたいことも。
床暖房をLDKと二階の四室に付ける。
バルコニーは躯体出しじゃなくてアルミで後付け。
で、今度は変更した図面と仕様をもとにして新しい図面と見積もりを出してもらうことになります。
できあがりは3〜4週間後とのこと。
さて、どんな高額なおうちになるか…。
宝クジでも買って待ちましょうかね。